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文献詳細

雑誌文献

臨床外科42巻9号

1987年08月発行

文献概要

臨床研究

経食道的超音波検査による肺癌の縦隔リンパ節転移診断—特に気管分岐部リンパ節について

著者: 曾我浩之1 竹内龍三1 栗田啓1 小松原正吉1 清水信義1 寺本滋1

所属機関: 1岡山大学医学部第2外科

ページ範囲:P.1405 - P.1410

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はじめに
 肺癌の予後を左右する因子としてリンパ節転移の有無(N)が重要で,特に縦隔リンパ節転移陽性(N2)例は予後不良である1,2).したがつて,術前にN2を正確に把握することは,治療方針の決定において大切である.
 われわれは,肺癌のN2診断を目的に,超音波内観鏡を用いて経食道的に内視鏡的超音波検査endoscopic ultrasonography(以下E-USと略す)を施行し,縦隔リンパ節,特に肺リンパ流上重要な位置を占める気管分岐部リンパ節(#7)の転移診断における本法の有用性を検討し,若干の知見を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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