icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科42巻9号

1987年08月発行

臨床報告

閉鎖孔バイパスに用いたknitted Dacron graft動脈瘤の1例

著者: 秋元直人1 河内賢二1 首藤裕1 藤川正1 清水隆1 石丸新1 古川欽一1 小池荘介2

所属機関: 1東京医科大学外科 2東京医科大学救命救急部

ページ範囲:P.1445 - P.1448

文献概要

はじめに
 移植人工血管にまつわる動脈瘤形成は,縫合不全や感染によつて吻合部を中心に発生する仮性動脈瘤であることが多く,素材である人工血管繊維劣化により動脈瘤を招来する例は比較的稀である,今回,当教室で経閉鎖孔的extra anatomical bypassに使用したCooley double velour knitted Dacron graftに慢性外力が原因と考えられる人工血管動脈瘤形成症例を経験したので,その特異な経過を若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら