文献詳細
文献概要
カラーグラフ Practice of Endoscopy 胆道内視鏡シリーズ・4
術後胆道鏡 その2—手技的事項を中心として
著者: 山川達郎1
所属機関: 1帝京大学医学部付属溝口病院外科
ページ範囲:P.13 - P.15
文献購入ページに移動 手術時,総胆管や空腸瘻に挿入したtubeの周囲にできた瘻孔を介して行われる術後胆道鏡は,通常術後3週間を待ってTV装置つきX線透視室で行われる.胆管炎,肝内結石合併症例では,すでに全例が感染胆汁をもつが,胆道鏡検査により,さらに重篤な合併症,すなわち敗血症やMOFに発展する可能性があるので,より病態を複雑とする混合感染を予防するためにも,X線透視室での検査とはいえ器具の消毒はもちろん,手術室と同様の無菌操作が必要である.
掲載誌情報