icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科43巻10号

1988年09月発行

特集 高位胃潰瘍治療の問題点—外科から,内科から

成績からみた治療法の問題点—その変遷と展望を中心に

著者: 榊原幸雄1 喜安佳人1

所属機関: 1愛媛県立中央病院消化器外科

ページ範囲:P.1435 - P.1442

文献概要

 高位胃潰瘍に対する基本的術式としては,1)Schoemakerに準ずる術式,2)噴門側胃切除術,3)分節胃切除術の3方式が挙げられる.しかし,これらが単独の場合は50%以上の胃切除を必要とするとされているため,切除範囲の狭少化ならびに十分な減酸効果を図る目的で各種の迷切術が併用されている.また,発癌母地としてリスクの高い幽門腺領域が温存される術式では十二指腸内容の逆流を防止するような方式に留意するとともに,今後"胃手術後逆流症"について一層の検討が必要と思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら