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文献詳細

雑誌文献

臨床外科43巻10号

1988年09月発行

文献概要

特集 高位胃潰瘍治療の問題点—外科から,内科から

高位胃潰瘍治療の実際—内科から

著者: 小越和栄1

所属機関: 1新潟県立がんセンター新潟病院内科

ページ範囲:P.1473 - P.1477

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 高位胃潰瘍の特徴は一般的には1)老人に多い,2)胃酸分泌能は胃角部潰瘍などに比較して低い,3)背景の胃粘膜には萎縮性過形成性胃炎が多い,4)6ヵ月以上にわたる薬剤抵抗性の潰瘍の頻度は少ない,5)潰瘍の再発は少ないが,再発時の出血が多い点などがあげられる.これらを考慮しての潰瘍治療には1)防御因子強化剤を主体とした潰瘍剤を選択したほうが良い,2)再発時の出血を考慮して潰瘍の維持療法を十分行うとともに,再発のリスクファクター軽減につとめる必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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