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文献詳細

雑誌文献

臨床外科43巻10号

1988年09月発行

文献概要

臨床研究

非浸潤性乳癌の超音波断層所見の検討

著者: 安蒜聡1 山野元1 永野耕士1 呉正信1 正岡博1 大久保春男2

所属機関: 1社会保険船橋中央病院外科 2社会保険船橋中央病院病理

ページ範囲:P.1515 - P.1519

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はじめに
 近年,早期乳癌の定義がトピックスとなり,その骨子も定まったようであるが,早期乳癌の中に含まれる非浸潤性乳癌は,乳管内または小葉内に限局性発育形態を呈することから,診断が困難な場合が多い1).Car-cinoma in situというべき状態で診断し治療するのは乳癌治療の1つの目標ともいえよう.そこで今回われわれは,当院において経験した非浸潤性乳癌を日本超音波医学会乳腺小委員会による診断基準2)(表1)をもとに検討を加えたので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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