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文献詳細

雑誌文献

臨床外科43巻11号

1988年10月発行

特集 外科医のためのMRIの臨床

MR-CTで描出可能な大血管病変

著者: 藤井恭一1 古川達也1 水野喜和子1 松本直人1 原嶋治彦1

所属機関: 1国立病院医療センター放射線診断部

ページ範囲:P.1603 - P.1616

文献概要

 X線CTでみられる大血管病変は,主として横断面像である.しかし血管造影と異なり,血管壁を含めた内腔が描出される特長がある.
 MR-CTでは,X線CTと同様に血管壁を含めた内腔が描出できるが,X線CTにおいては撮影方向がX線管の回転方向により規制されるのと異なり,電子的に自由な断面の撮影が可能である.このため,血管の三次元的な任意な断面を選択して撮影することができる.
 このため,胸部および腹部の大血管を,それぞれの血管の走行にあった方向で描出することができるので,0.1 Tesla,Asahi Mark Jで撮影した症例を供覧し,時として血管造影に近い情報が得られることを述べた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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