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文献詳細

雑誌文献

臨床外科43巻11号

1988年10月発行

文献概要

表紙の心・10

オテル・ディユ病院のデュピュイトラン像

著者: 大村敏郎12

所属機関: 1川崎市立井田病院外科 2慶応義塾大学医史学

ページ範囲:P.1640 - P.1640

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 前回医学アカデミー会長の一覧表を出して,外科医の名を2〜3拾いあげておいた.その1人ギヨーム・デュプュイトラン(Guillaume Dupuytren,1777-1835)を今回取上げて紹介したい.写真はパリのオテル・ディユ(Hôtel Dieu)病院の中庭に立っている彼の像である.
 パリのオテル・ディユは7世紀からあるフランス最古の歴史を持つ病院である.オテル・ディユ(神の宿)とは大寺院に附設された巡礼や地域の人々のうち不幸な者を収容する宗教的な施設として発足したもので,17世紀までは修道士や修道女が奉仕をし看護をしていたが,ここには医師や外科医は常勤していなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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