icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科43巻11号

1988年10月発行

文献概要

臨床報告

胃出血を繰り返した脾動脈狭窄症の1治験例

著者: 小松永二1 鈴木博孝1 喜多村陽一1 新井田正枝1 磯辺義憲1 羽生富士夫1

所属機関: 1東京女子医科大学消化器病センター外科

ページ範囲:P.1683 - P.1686

文献購入ページに移動
はじめに
 繰り返す胃出血の原因として種々の病態が知られており,さらに近年,内視鏡検査や血管造影検査の進歩普及により,その発見や報告も増えている.最近われわれは,脾動脈狭窄により胃壁内血行異常を来し,これにびらんが加わって胃出血を繰り返した症例に,噴門側胃切除兼脾摘を施行し治癒せしめたので,その成因,画像診断,治療法につき若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?