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文献詳細

雑誌文献

臨床外科43巻13号

1988年12月発行

文献概要

特集 直腸癌の手術

腹仙骨式直腸切断術

著者: 戸部隆吉1 前谷俊三1 西川俊邦1

所属機関: 1京都大学医学部第1外科

ページ範囲:P.1905 - P.1912

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 現在日本でいう腹仙骨式直腸切断術とは,仰臥位で腹腔操作の後,開脚腹臥位に体位を変更して,肛門と下部直腸の剥離を行う方法を指すようである.この際,尾骨は切除しても,仙骨まで切除することは稀であり,本来の仙骨式直腸切除術とは違った意味で使われている.
 本術式の最大の特徴は,直腸前方の剥離面を直視下に捉えることにある.これにより冷静かつ正確に前方の剥離ができ,同時に確実な止血が可能となる.そのほか本術式の長所と短所を述べ,われわれが行っている方法を紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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