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文献詳細

雑誌文献

臨床外科43巻13号

1988年12月発行

文献概要

外科系研究会推薦論文

肝癌手術の限界と外科医の工夫—いわゆるサンドウィッチ療法を中心として

著者: 今岡真義1 佐々木洋1 柴田高1 古河洋1 福田一郎1 石川治1 大東弘明1 甲利幸1 小山博記1 岩永剛1

所属機関: 1大阪府立成人病センター外科

ページ範囲:P.1939 - P.1946

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 肝細胞癌は年々増加しており,近い将来肺癌につぐ数になるとも推定されている.したがって,早急に肝細胞癌の治療法の開発,ならびに工夫,改良が求められる.
 現在肝切除法では,エコー下穿刺色素注入法による亜区域切除法や肝門部グリソン鞘処理による肝切除法などが開発されている.一方,再発を少しでも減少させる目的で術前TACEの併用,再発後の治療としてTACE,アルコール注入,再切除など,外科医の工夫が行われている.しかし,現在なお満足する成績は得られず,今後なお一層の努力が払われなければならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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