文献詳細
臨床研究
文献概要
はじめに
手術手技の向上に伴って,術直後の手術手技が原因となる出血は減少してきた.しかし,縫合不全による感染症が原因となり,一旦術後出血を起こすと,保存的治療では止血できず緊急手術が行われるが,その予後は非常に不良である.最近,術後出血に対し,血管造影手技を利用した経カテーテル止血治療が盛んに行われるようになってきた.われわれも術後腹腔内出血11例に対し,経カテーテル的動脈塞栓術(Transcath-eter arterial embolization:TAE)を施行し出血のコントロールに成功したので報告する.
手術手技の向上に伴って,術直後の手術手技が原因となる出血は減少してきた.しかし,縫合不全による感染症が原因となり,一旦術後出血を起こすと,保存的治療では止血できず緊急手術が行われるが,その予後は非常に不良である.最近,術後出血に対し,血管造影手技を利用した経カテーテル止血治療が盛んに行われるようになってきた.われわれも術後腹腔内出血11例に対し,経カテーテル的動脈塞栓術(Transcath-eter arterial embolization:TAE)を施行し出血のコントロールに成功したので報告する.
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