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文献詳細

雑誌文献

臨床外科43巻13号

1988年12月発行

文献概要

臨床研究

術後出血に対する経カテーテル治療

著者: 町田浩道1 井戸邦雄1 湯浅祐二1 平松京一1

所属機関: 1慶応大学医学部放射線診断科

ページ範囲:P.1947 - P.1951

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はじめに
 手術手技の向上に伴って,術直後の手術手技が原因となる出血は減少してきた.しかし,縫合不全による感染症が原因となり,一旦術後出血を起こすと,保存的治療では止血できず緊急手術が行われるが,その予後は非常に不良である.最近,術後出血に対し,血管造影手技を利用した経カテーテル止血治療が盛んに行われるようになってきた.われわれも術後腹腔内出血11例に対し,経カテーテル的動脈塞栓術(Transcath-eter arterial embolization:TAE)を施行し出血のコントロールに成功したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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