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臨床報告
Carotid Sinus Hypersensitivityを呈した頸部悪性リンパ腫の1例
著者: 金祐鎬1 鈴木一男1 熊谷太郎1 小林淳剛1 児玉行弘2 佐野光一3
所属機関: 1豊橋市民病院外科 2豊橋市民病院放射線科 3豊橋市民病院病理
ページ範囲:P.1959 - P.1962
文献購入ページに移動Carotid Sinus Hypersensitivity(以下CSHと略す),あるいはcarotid sinus syncopeと呼ばれる頸動脈洞の被刺激症状,すなわち徐脈,低血圧を伴う一過性失神発作が,頭頸部癌および他癌のリンパ節転移によって起こることがある.今回われわれは,急速に増大した頸部悪性リンパ腫が左側頸動脈洞を圧迫し,上記の症状を呈した1例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.
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