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文献詳細

雑誌文献

臨床外科43巻3号

1988年03月発行

特集 手術と輸血—最近のトピックス

輸血とHLA

著者: 松木一雅1 十字猛夫1

所属機関: 1東京大学医学部付属病院輸血部

ページ範囲:P.331 - P.335

文献概要

 輸血におけるHLA抗原系の臨床的意義について概説する.HLA抗原はヒトの主要組織適合性抗原で,赤血球抗原系に続いて輸血の分野では重要な意義を有する.とくに血小板輸血においては,不応症となった場合HLA抗体の存在を考えるべきであり,抗体が存在する場合はHLA適合血小板の輸血が有効である.また,最近注目されている輸血後GVHの背景には供給者と受血者の間のHLAの不適合が存在すると考えられている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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