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文献詳細

雑誌文献

臨床外科43巻4号

1988年04月発行

特集 外科診療における酸塩基平衡の異常

診断と治療の実際—腎不全

著者: 上田大介1 田島惇1

所属機関: 1浜松医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.475 - P.480

文献概要

 外科診療で問題となる急性腎不全では,すみやかに原因検索を行うとともに,適切な対症療法により全身状態の改善を図る.
 透析療法は,主に腎前性と腎性の急性腎不全に対して適応になる,腎後性腎不全の治療は,尿路の閉塞を解除することである.近年endourologyの進歩により安全に腎後性腎不全の治療ができるようになった.
 透析患者の手術では,手術前後の十分な透析が必要である.このためには出血傾向に対し,無ヘパリン透析の施行が重要である.また術後の抗生剤投与は,適切な投与方法と投与量が望まれる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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