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文献詳細

雑誌文献

臨床外科43巻4号

1988年04月発行

特集 外科診療における酸塩基平衡の異常

診断と治療の実際—小児

著者: 藤原孝憲1

所属機関: 1神奈川県立こども医療センター麻酔科

ページ範囲:P.483 - P.495

文献概要

 小児外科で問題になるような酸塩基平衡異常が起こる症例は,新生児外科で最も多くみられる.ここでは新生児外科の対象となる横隔膜ヘルニアの症例,胃破裂の症例の2症例について,実際の酸塩基平衡,血液ガス,血清電解質諸値,人工呼吸条件などの経緯をまず示した.次に手術前,手術中,手術後に分けてそれぞれ問題になるポイントについて検討を加え,実際の症例にみられた酸塩基平衡,血液ガスなどの所見から症例の検討も行った.特に手術前,手術後に生じやすい病態に重点を置き,入院時の状況,原疾患が抱える問題,呼吸障害,循環障害,感染,術後の胎児循環持続症(POFC)などと酸塩基平衡,血液ガスなどとの関係について述べた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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