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文献詳細

雑誌文献

臨床外科43巻4号

1988年04月発行

臨床報告

後腹膜脂肪腫の中に併存した後腹膜悪性線維性組織球腫の1例

著者: 篠崎登12 安川繁博2 竹村隆夫1 氏家久2 斎藤玻瑠夫1 桜井健司2

所属機関: 1神奈川県立厚木病院外科 2東京慈恵会医科大学第1外科

ページ範囲:P.539 - P.542

文献概要

はじめに
 悪性線維性組織球腫(malignant fibrous histiocytoma:以下MFH)は軟部組織に発生する腫瘍の中では脂肪肉腫と並んで発生頻度が高い.ただ後腹膜原発のMFHの本邦報告例は比較的少なく,臨床的にも深部のため術前診断が困難で予後が悪い.
 今回われわれは腹腔内の脂肪腫と後腹膜の巨大な脂肪腫の中に併存した後腹膜原発と考えられるMFHの摘出後,2年1ヵ月再発なく生存している症例を経験したので文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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