icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科43巻4号

1988年04月発行

臨床報告

放射線照射後に発生した甲状腺腫・乳癌の1例

著者: 内田賢1 南雲吉則1 篠崎登1 細谷哲男1 蛯名大介1 桜井健司1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学第1外科

ページ範囲:P.543 - P.546

文献概要

はじめに
 放射線が医療の診断や治療にはたす役割は近年ますます高くなりつつある.それに伴い放射線被曝の問題についても現在では十分考慮がなされているといってよい.しかし,かつて頸腺結核や皮膚疾患,血管腫,甲状腺疾患などに放射線照射がさかんに行われた時期があり,現在になってそれらの後遺症,とくに発癌が問題になってきている. 著者は右頸部および右腋窩のリンパ節結核に対し放射線治療を行い,照射野内に甲状腺腫および乳癌が発生した症例を経験したので文献的考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら