icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科43巻6号

1988年05月発行

文献概要

特集 —そこが知りたい—消化器外科手術のテクニックとコツ96 食道

胃上部下部食道の血行遮断

著者: 三條健昌1 出月康夫1

所属機関: 1東京大学医学部第2外科

ページ範囲:P.747 - P.749

文献購入ページに移動
 血行遮断は,胃体中部から行う.Lig.gastrocolicum, Lig.gastrolienale, Lig.phrenicogastricumを各々血管を確認しつつ正確に胃寄りで結紮切離する.小彎側はRr.ant.a.et v.gastrica sinistraを胃角より結紮切離する.Rr.post.は胃を反転して大彎側寄りから行う.食道は,Membrana phrenico-oesophagea,Hiatus oesophagusの一部を観音開きにすると血行遮断が容易になり下部食道約10cmの血行を遮断する.小彎側より上行する血行は,Plica gastropancreaticaの部位で遮断する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?