文献詳細
特集 —そこが知りたい—消化器外科手術のテクニックとコツ96
小腸・大腸
文献概要
下部直腸癌に対する根治的肛門機能温存術式として,直腸切除が肛門管直上または切り込む程度に行われたときの再建方法としては,従来貫通法(pull through)が適用されていたが,術後肛門の排便機能の回復は非常に遅延し,また必ずしも良好とはいえない.このような症例に対しては,最近貫通法に代わって(経)肛門吻合(peranal, transanal anastomosis)を行う.
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