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文献詳細

雑誌文献

臨床外科43巻6号

1988年05月発行

特集 —そこが知りたい—消化器外科手術のテクニックとコツ96

胆道

合流部結石の手術

著者: 中山和道1

所属機関: 1久留米大学医学部第2外科

ページ範囲:P.874 - P.874

文献概要

 胆嚢結石が胆嚢頸部あるいは胆嚢管に嵌頓し,繰り返す炎症のため胆管に向かって結石が圧迫されpressure decubitusを生じ,胆嚢,胆管瘻を形成し,結石が大きく,胆嚢と胆管にまたがって存在する場合がある.このような状態を合流部結石confluence stoneと言う.結石を摘除すると合流部の胆管側壁に予期せぬ大きな胆管壁の欠損を生じ無理して同部を縫合すると胆管狭窄を生じてしまう.このような場合本術式の適応となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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