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文献詳細

雑誌文献

臨床外科43巻6号

1988年05月発行

特集 —そこが知りたい—消化器外科手術のテクニックとコツ96

脾臓

遠位脾腎静脈吻合術—特に脾静脈遊離のコツと実際

著者: 加藤紘之1 田辺達三1

所属機関: 1北海道大学医学部第2外科

ページ範囲:P.960 - P.962

文献概要

 食道静脈瘤に対するシャント手術の利点は一定以上の肝予備機能を有していれば,病態の如何を問わず施行可能であり,術後愁訴が少なく,しかも永久的止血効果が得られることである.唯一の問題点はシャントの選択性の喪失にあったが,著者らの改良術式一超選択的遠位脾腎静脈吻合術一によって,今日,術式としての確立をみた.本項では手技上最も困難で,しかも病態上最も重要なポイントである脾静脈の遊離を中心に述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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