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文献詳細

雑誌文献

臨床外科43巻6号

1988年05月発行

特集 —そこが知りたい—消化器外科手術のテクニックとコツ96

肛門部・その他

虫垂切除後のドレナージ

著者: 若林利重1

所属機関: 1東京警察病院外科

ページ範囲:P.978 - P.979

文献概要

 ドレーンを入れなくても良いような虫垂切除に,ドレーンを入れているのをみることがある.ドレーンを入れると一般に創の治癒が遷延するばかりでなく,手術瘢痕に醜形を残すことが多い.
 ドレーンは明らかに虫垂に穿孔があり,膿が腹腔内に貯留しているものに入れる.多少混濁した滲出液があっても穿孔がなければドレナージの必要はない.滲出液をよく吸引し,濡れガーゼで清拭して抗生物質を局所注入するだけでよい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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