文献詳細
特集 —そこが知りたい—消化器外科手術のテクニックとコツ96
肛門部・その他
文献概要
ドレーンを入れなくても良いような虫垂切除に,ドレーンを入れているのをみることがある.ドレーンを入れると一般に創の治癒が遷延するばかりでなく,手術瘢痕に醜形を残すことが多い.
ドレーンは明らかに虫垂に穿孔があり,膿が腹腔内に貯留しているものに入れる.多少混濁した滲出液があっても穿孔がなければドレナージの必要はない.滲出液をよく吸引し,濡れガーゼで清拭して抗生物質を局所注入するだけでよい.
ドレーンは明らかに虫垂に穿孔があり,膿が腹腔内に貯留しているものに入れる.多少混濁した滲出液があっても穿孔がなければドレナージの必要はない.滲出液をよく吸引し,濡れガーゼで清拭して抗生物質を局所注入するだけでよい.
掲載誌情報