文献詳細
特集 —そこが知りたい—消化器外科手術のテクニックとコツ96
肛門部・その他
文献概要
肥厚性幽門狭窄症は今日では小児外科を志す若い医師が比較的早い時期に手がける手術である.昔は硫酸アトロピン内服による保存的治療が主で,外科に送られるのは時間がたって全身の衰弱したものが多かった.近年は早期に手術が行われ,全身状態も良好な症例がほとんどである.また,術前電解質異常に対する輸液療法も確立されて,手術は安全な,ゆとりのあるものとなり,昔のような緊急手術という感じはなくなっている.
掲載誌情報