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文献詳細

雑誌文献

臨床外科43巻7号

1988年06月発行

臨床報告

肺癌からの小腸転移巣穿孔の1例

著者: 黒柳裕1 西村正士1 岡本勝司1 藤岡進1 堀尾茂生1 吉田カツ江2

所属機関: 1桐生厚生総合病院外科 2桐生厚生総合病院中央検査室病理

ページ範囲:P.1111 - P.1115

文献概要

はじめに
 原発性肺癌は血行転移を生じるさい癌細胞が直接大循環系に散布されるため,全身のいかなる臓器にも転移を起こす可能性がある.一般に脳,肝臓,腎臓,骨などへの転移が多いとされている.腸管への転移は少なく剖検例での転移頻度は4.4%〜12.7%とされ,転移巣の切除例の報告はわずかである.われわれは肺癌の小腸転移巣による小腸穿孔例を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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