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文献詳細

雑誌文献

臨床外科43巻8号

1988年07月発行

文献概要

特集 多発外傷—初療60分

救急処置の手順

著者: 加来信雄1

所属機関: 1久留米大学救命救急センター

ページ範囲:P.1153 - P.1161

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 多発外傷の治療手順は病態の緊急度と重篤度を判断しつつ心肺脳蘇生を行う.治療の基本原則はショックの持続時間を短縮し,不可逆性ショックへの移行を防止することである.
 多発外傷は複数科の専門医による総合診療が必要である.また,多発外傷は生命危機度が高いので損傷部位に対する治療の優先順位の決定が大切である.したがって,多発外傷はこれらを総合的に判断できる救急医の指揮下に統轄診療を行うことが重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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