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文献詳細

雑誌文献

臨床外科43巻8号

1988年07月発行

特集 多発外傷—初療60分

多発外傷における治療上の問題点—腹部損傷

著者: 茂木正寿1 吉井宏1 北野光秀1 山本修三1 須藤政彦1

所属機関: 1済生会神奈川県病院外科

ページ範囲:P.1175 - P.1181

文献概要

 腹部損傷を合併した多発外傷患者で腹部損傷による重篤な出血性ショックを認めた場合,他部位の損傷に優先して緊急に開腹止血を行うことが初療の要点である.一方,来院後ショックを離脱したり血圧が安定している患者では腹部損傷を見逃さないこと,損傷を認めた場合には重症度を評価し治療の優先順位を誤らないことが重要で,腹部損傷の診断・治療に精通した外傷外科医とのチームワークが大切である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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