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文献詳細

雑誌文献

臨床外科43巻8号

1988年07月発行

文献概要

特集 多発外傷—初療60分

外傷後敗血症の原因と対策

著者: 安田和弘1 大塚敏文1

所属機関: 1日本医科大学救急医学科・救命救急センター

ページ範囲:P.1197 - P.1200

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 多発外傷を中心とした重症外傷の治療において,ショック期をのりきった後には敗血症およびそれに伴う多臓器不全が問題となる.受傷後早期の治療の良否が影響を及ぼしてくる.止血を急ぎ,適切な呼吸・循環管理を行うことが,外傷後敗血症を予防する上での必要条件である.外傷後は感染防御能が低下しており,感染性合併症の頻度は高く,理学所見・臨床検査データ・画像診断を駆使して早期診断し,septic focusを除去するよう努めなければならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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