icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科43巻8号

1988年07月発行

臨床報告

Computed tomographyが診断に有用であった後腹膜消化管穿孔の3症例

著者: 近森文夫1 尾崎梓1 飯塚育士1 福田禎治1 和田光巧2

所属機関: 1筑波メディカルセンター病院外科 2筑波メディカルセンター病院放射線科

ページ範囲:P.1255 - P.1258

文献概要

はじめに
 後腹膜消化管穿孔は,他の消化管穿孔よりも一般に診断が遅れることが多く,予後不良となる症例が少なくない1).1985年2月〜1987年12月までに,筑波メディカルセンター病院で経験した消化管穿孔症例は33例(胃3,十二指腸19,小腸6,大腸5)である.この中,後腹膜消化管穿孔症例は3例(十二指腸2,大腸1)で,いずれもcomputed tomography(以下,CT)により診断可能であり,早期に適切な処置を行うことにより救命しえたので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら