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文献詳細

雑誌文献

臨床外科44巻1号

1989年01月発行

文献概要

臨床研究

嚢胞内乳癌の検討

著者: 仲地広美智1 棟方博文1 遠藤正章1 須貝道博1 羽田隆吉1 小野慶一1 西澤諒一2 伊藤恭雄3

所属機関: 1弘前大学医学部第2外科 2青森市民病院外科 3むつ市立総合病院外科

ページ範囲:P.105 - P.109

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はじめに
 嚢胞内乳癌は,乳腺嚢胞壁内に乳頭状に増殖する比較的稀な特殊型乳癌であり,その術前診断は困難とされてきた.近年,乳腺疾患の補助診断法として超音波検査法が発達し,乳腺嚢胞性疾患の診断は容易となり,これと穿刺吸引細胞診,マンモグラフィーなどと併用することにより,嚢胞内乳癌の術前診断も可能になりつつある.
 今回われわれは,嚢胞内乳癌の4例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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