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文献詳細

雑誌文献

臨床外科44巻1号

1989年01月発行

文献概要

臨床報告

腋窩動脈破裂および消化管穿孔を起こしたEhlers-Danlos症候群IV型の1例

著者: 中村肇1 井口靖浩1 新開真人1 東辻宏明1 鎌田寿夫1 長嶺慎一1

所属機関: 1和歌山赤十字病院第1外科

ページ範囲:P.129 - P.132

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はじめに
 Ehlers-Danlos症候群は,皮膚の過伸展,関節の過可動性,皮膚と血管の脆弱性を3主徴とする遺伝性疾患で,なかでもIV型は出血型,動脈型として知られ,動脈性出血や消化管穿孔を起こし死亡率が高い.今回われわれは,右腋窩動脈出血および消化管穿孔を起こし初めて本症と診断のついたEhlers-Danlos症候群Ⅳ型の1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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