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文献概要
特集 鼎談 術中トラブルの予防と対策 小腸・大腸手術
Crohn病の場合
著者: 土屋周二1 小平進2 牧野永城3
所属機関: 1横浜市立大学第2外科 2慶応義塾大学外科 3元:聖路加国際病院外科
ページ範囲:P.1435 - P.1438
文献購入ページに移動小平 私のところでは,必要最小限度にとる方針でやっています.小腸でも大腸でも同じです.成書にはよく術中に内視鏡をやって,非常に早期の病変があるところも含めて全部とると書かれているのもありますが,私たちの手術の適応ではCrohn病は病変部,すなわち出血とか狭窄とかの悪さをしているところを最小限にとる方針ですから,小病変を残すことがあるかもしれません.小腸などでは潰瘍部が腸間膜の脂肪組織の肥厚みたいな感じで外からはっきりわかりますから,大きな潰瘍があるところは一緒にとれる範囲であればとりますが,あまり細かいことには眼をつぶるというか,余分にとらない方針です.
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