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文献詳細

雑誌文献

臨床外科44巻10号

1989年09月発行

文献概要

特集 鼎談 術中トラブルの予防と対策 小腸・大腸手術

腸管内の出血源がわからないとき

著者: 土屋周二1 小平進2 牧野永城3

所属機関: 1横浜市立大学第2外科 2慶応義塾大学外科 3元:聖路加国際病院外科

ページ範囲:P.1441 - P.1444

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 牧野 吻合線の問題はこのくらいにして,次は腸管内の出血に関してですが,小腸と大腸があります.小腸の場合にはMeckelがあるし,腺癌でもリンパ腫でも出血します.小さな平滑筋腫で出血してびっくりすることもあります.Crohnももちろん出血しますし,血管腫は出血してもなかなか触ってわからないものがあります.それから最近よく文献にはA-V malformationというのが出ておりますね.
 普通の出血病巣はお腹をあけて,触診と指診で大体病巣はわかるものですが,わからないものがたまにあり,時に困ることがあります.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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