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文献詳細

雑誌文献

臨床外科44巻10号

1989年09月発行

文献概要

特集 鼎談 術中トラブルの予防と対策 血管手術

動脈剥離・露出操作中のトラブル

著者: 田辺達三1 多田祐輔2 松本昭彦3

所属機関: 1北海道大学第2外科 2東京大学第2外科 3横浜市立大学第1外科

ページ範囲:P.1530 - P.1533

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 松本(司会)血管の手術は一般外科でも非常に大事な領域になってきていますが,一応基本手技を修得されている方でも,トラブルに当たっては他の手術では考えられないような対処方法の必要なことが多くあります.今日はそういう方のために,その道のエキスパートとして田辺教授と多田先生をお招きし,いろいろお話をうかがいたいと思います.
 まず動脈を剥離し,露出させてそれを遮断する操作中のトラブルからお話しいただけますか.たとえば動脈瘤あるいは閉塞性動脈疾患の手術中に,十分に剥離・遮断するゆとりがないうちに動脈瘤の破裂が起こったり,あるいは動脈に損傷を来して大出血が起こることが時にありますが,そういう時にどう対処なさいますか.田辺先生,いかがでしょう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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