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文献詳細

雑誌文献

臨床外科44巻11号

1989年10月発行

文献概要

特集 肛門疾患治療の現況

外来における診察と処置

著者: 吉田鉄郎1

所属機関: 1吉田病院

ページ範囲:P.1589 - P.1596

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 外来で肝門疾患を診察するに当り最も大切なことは,1つは患者の訴えを十分時間をかけて聞き,詳細な問診をとることである.これにより大よそ診断がついてしまう.次に大切なのは肛門直腸の指診である,特に肛門疾患に併発している微細な直腸病変を見逃さないよう,患者に苦痛を与えない指診の技術を身につけなくてはならない.
 そして,坐薬などの薬剤では治らないが,入院して手術するほどではない中間の症例の多くは,注射療法,ゴム輪結紮,凍結療法,赤外線凝固療法,stretching,その他の小手術を駆使して外来通院で治療することができる.
 外来における肛門疾患の診察の手順と外来でできる処置について述べた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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