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文献詳細

雑誌文献

臨床外科44巻11号

1989年10月発行

文献概要

文献抄録

脾摘とラット大腸腫瘍の誘発

著者: 吉野肇一1

所属機関: 1慶應義塾大学外科

ページ範囲:P.1659 - P.1659

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緒言
 400年以上にわたって脾摘が行われてきたのにもかかわらず,脾の機能は未だ不明の点が多い.貯蔵庫機能,赤血球貪食・免疫・細菌感染防御能などが証明され,脾摘後敗血症に関する報告は多い.脾と癌の関係については意見が分かれており,また脾が癌の誘発と成長に及ぼす影響に関する研究は少ない.本研究では脾摘が,DMH(1,2-dimethyl-hydrazine)によるラット大腸腫瘍の誘発と,突然変異を修復するDNA修繕酵素に与える影響を検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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