icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科44巻12号

1989年11月発行

文献概要

特集 胆嚢癌の外科

胆嚢癌手術に必要な局所解剖—特にリンパ管系について

著者: 佐藤健次1 佐藤達夫1

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部第2解剖

ページ範囲:P.1715 - P.1722

文献購入ページに移動
 癌手術に最も必要なリンパ管系の局所解剖について,教室の剖出所見の示説を中心にして大要を述べた.胆嚢のリンパ管が胸管に達する経路は左右2系に大別される.右側系は総胆管に沿って膵後面に下行するのみならず,膵頭後面で門脈下端付近にあるリンパ節を介して,左腎静脈上下の高さにある大動脈大静脈間リンパ節へ達する.左側系は固有肝動脈に遡行して腹腔動脈根部を経て,左腎静脈上下の高さの外側大動脈リンパ節に注ぐ.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?