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文献詳細

雑誌文献

臨床外科44巻12号

1989年11月発行

文献概要

臨床報告

高頻度ジェット人工換気法が著効を呈した術後重症呼吸不全の2例

著者: 篠田雅幸1 高木巌1 陶山元一1 芹沢清人1 北逵光史郎1 吉岡洋1 波戸岡俊三1 濱田正勝1 國島和夫1 山田二三夫2 安江満悟2

所属機関: 1愛知県がんセンター病院胸部外科 2愛知県がんセンター病院消化器外科

ページ範囲:P.1797 - P.1800

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はじめに
 呼吸不全に対する人工呼吸法としての高頻度人工換気法(high-frequency ventilation:HFV)は,従来の人工呼吸法の成績を大きく上回るものではないと一般的に評価されており,その適応も次第に明確になってきている1〜9).最近われわれは,通常の人工呼吸と高頻度人工換気法のうちhigh-frequency jet ventilation(HFJV)の重畳法を試みたところ,多量の気道内分泌物の排出とともに急速な改善をみた原因不明の術後呼吸不全および術後重症肺炎の2症例を経験したので,文献的考察とともに報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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