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臨床報告
鎖骨下動脈閉塞症に対する腋窩—腋窩動脈バイパス術の経験
著者: 秋元直人1 長田一仁1 平山哲三1 山口寛1 石丸新1 古川欽一1
所属機関: 1東京医科大学外科第2講座
ページ範囲:P.1801 - P.1804
文献購入ページに移動鎖骨下動脈近位部の閉塞によって,脳や上腕の循環障害を来すsubclavian steal syndromeは,1960年Contorni1)により報告されて以来,その病態,治療に関心が寄せられ,外科的にも諸種の血行再建法が試みられている.最近では経胸郭内血行再建術よりも経胸郭外的アプローチによるバイパス術が,主に侵襲の少なさから試みられるようになってきている.著者らは,本症候群に対して3例の腋窩—腋窩動脈バイパス術を経験し良好な術後経過を得たので,本術式の方法,適応などについて若干の文献的考察を加えて報告する.
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