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文献詳細

雑誌文献

臨床外科44巻12号

1989年11月発行

文献概要

臨床報告

鎖骨下動脈閉塞症に対する腋窩—腋窩動脈バイパス術の経験

著者: 秋元直人1 長田一仁1 平山哲三1 山口寛1 石丸新1 古川欽一1

所属機関: 1東京医科大学外科第2講座

ページ範囲:P.1801 - P.1804

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はじめに
 鎖骨下動脈近位部の閉塞によって,脳や上腕の循環障害を来すsubclavian steal syndromeは,1960年Contorni1)により報告されて以来,その病態,治療に関心が寄せられ,外科的にも諸種の血行再建法が試みられている.最近では経胸郭内血行再建術よりも経胸郭外的アプローチによるバイパス術が,主に侵襲の少なさから試みられるようになってきている.著者らは,本症候群に対して3例の腋窩—腋窩動脈バイパス術を経験し良好な術後経過を得たので,本術式の方法,適応などについて若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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