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文献詳細

雑誌文献

臨床外科44巻13号

1989年12月発行

特集 小児外科

胆道閉鎖症日本人患児における肝移植

著者: 小柳泰久1 木村幸三郎1 青木達哉1 日馬幹弘1 葦沢龍人1 伊藤伸一1 浦田義孝1 長江逸郎1

所属機関: 1東京医科大学外科

ページ範囲:P.1887 - P.1893

文献概要

 欧米において肝移植は末期肝疾患治療の一環として定着しており,生存率,生着率ともに近年ますます向上している.技術的には全肝移植から部分肝移植,さらにはliving donorからの部分肝移植へと進歩,改善がみられ,小児肝移植の可能性が広がりつつある.
 わが国では胆道閉鎖症の手術成績が良好である一方で,肝移植のcandidateが多くあることも事実である.肝移植が現在は国内で行われていないために外国に渡る症例が増加しており,小児では大部分が胆道閉鎖症術後の患児である,外国において肝移植を受けて生存帰国した最初の8例のうち7例から得られたアンケート結果をもとに報告し,問題点を提示した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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