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雑誌目次

雑誌文献

臨床外科44巻3号

1989年03月発行

雑誌目次

特集 肝門部胆管癌の治療

閉塞性黄疸—最近の話題

著者: 佐藤寿雄 ,   高橋渉 ,   大内清昭 ,   佐々木巌

ページ範囲:P.305 - P.310

 悪性黄疸例に対して二期的手術の方針をとりはじめた30年前と現在とを対比しながら,閉塞性黄疸をめぐる古くて新しい話題をとりあげてみたい.いったん発生すれば予後を不良にする合併症である術後急性消化管出血と凝固線溶系高度異常をとりあげ,最近の知見を紹介した.また,近年,欧米からPTBDの臨床的意義について疑義が出されているが,これに対する著者らの見解を示し,最後に閉塞性黄疸の病態からみた現時点における治療方針について言及した.

肝切除を伴う肝門部胆管癌手術—尾状葉切除を伴う肝区域切除術

著者: 二村雄次

ページ範囲:P.311 - P.321

 肝門部胆管癌に対する手術法の原則は,肝門部に合流してくる各区域胆管枝への癌の浸潤範囲を各区域毎に診断し,その癌進展の程度により,その肝区域を切除すべきかあるいは胆管切除のみにとどめて胆道再建をすべきかを決定する.大部分の症例で尾状葉胆管枝への癌浸潤を認めるので,尾状葉切除はほぼ必須となる.閉塞性黄疸は術前にPTCDを左右両葉に行って減黄し,総ビリルビン値が正常化してから手術するのが望ましい.術前の胆管炎は的確なPTCDを追加して,細心の注意を払って治療する.
 正確な術前診断の下に,われわれは合理的な必要最小限の肝区域切除を行い,教室の治癒切除例の予後は良好で,累積5年生存率は37.5%である.

肝切除を伴う肝門部胆管癌手術

著者: 都築俊治 ,   上田政和 ,   高橋伸 ,   杉岡篤 ,   中安邦夫 ,   飯田修平

ページ範囲:P.323 - P.329

 肝門部胆管癌に対して種々の術式が提唱されているが,どれが最適の術式であるかについてはまだ不明である.この解明には各術式について手術適応,術後合併症発生率および死亡率,5年生存率が明らかにされることが必要である.
 われわれは1973年から肝切除を合併して広く胆管を切除する方針を採用し,49例のうち25例を切除した.1例が術後42日目に死亡したが,24例は退院し,現在4例が5年以上生存している.5年生存率を向上させることが今後の課題であるが,このためには治癒切除例を増加させることが必須条件である.
 これまでの成績を述べるとともに治療上の問題点について考察した.

肝葉切除を伴わない肝門部胆管癌手術—特に尾状葉合併肝門部胆管切除術の手術手技について

著者: 小倉嘉文 ,   今井俊積 ,   松田信介 ,   楠田司 ,   水本龍二

ページ範囲:P.331 - P.340

 肝門部胆管癌切除例41例を肝葉切除の有無に分けて,術後合併症や遠隔成績について比較検討するとともに,現時点における肝門部胆管癌に対する治療上の問題点について検討した.
 肝葉切除を伴うものの方が根治切除率は高く,遠隔成績もやや良好であるが,術後合併症の発生率が高かった.なお肝葉切除の有無にかかわらず尾状葉合併切除は必要である.したがって,癌の進行度や残存肝機能を術前に十分検討して,適切な術式を選択することが必要である.
 また肝門部胆管癌に対し肝葉切除を伴わない根治手術術式として,われわれの尾状葉切除を伴った肝門部胆管切除術の手術手技を紹介した.

肝切除を伴わない肝門部胆管癌手術—肝門部胆管癌に対する肝門切除術と予防的補助療法の実際

著者: 小山研二 ,   田中淳一 ,   嘉藤茂 ,   面川進

ページ範囲:P.341 - P.346

 肝門部胆管癌に対する肝葉切除術は,侵襲の大きさに比してその根治性は必ずしも高くない場合が少なくない.それに対し,肝門切除術は,肝門部に限局した症例には軽微な侵襲で切除可能である.しかし,その場合は,胆管断端,肝内胆管周囲のリンパ管や神経周囲および肝尾状葉への癌浸潤などを遺残させて予後不良になる可能性がある.そこで,これらの予後規定因子に対して適切な予防的補助療法—微粒子活性炭吸着マイトマイシンCの局注,経胆管および経下大静脈的腔内照射—を行うことで根治性を高めることを前提とする肝門切除術を開発,実施している.これまで10例に施行し予後を追跡している.

肝門部胆管癌の放射線療法

著者: 轟健 ,   岩崎洋治

ページ範囲:P.347 - P.358

 胆管癌の放射線治療に関する報告のうちから,肝門部胆管癌(左右肝管合流部に原発あるいは波及した肝管癌)のみについて外部照射(74例),腔内照射(96例),術中照射(37例)に分けてまとめ,線量や成績および各照射法の生物学的背景も含めて考察し,最近の進歩を紹介した.術中照射では自験例20例のうち特に切除との併用を中心に基礎研究も含めて報告した.
 外部照射単独の耐容線量は50〜60Gyであるが,この線量では効果が不十分であり,腔内照射(lr 192)との併用(腔内で約60Gy,外部で30〜40Gy追加が最も多い)で成績が向上している.しかし,切除可能例が見落される可能性もある.術中照射は切除との併用で成績の向上がみられ,術中15〜20Gyに術後30〜50Gyを追加する症例が多い.

肝門部胆管癌に対する化学療法

著者: 内山勝弘 ,   高田忠敬 ,   安田秀喜 ,   長谷川浩 ,   土屋繁之 ,   三須雄二 ,   斉藤康子 ,   四方淳一

ページ範囲:P.361 - P.368

 胆管癌は消化器癌のなかでも早期癌の診断が困難であり,切除率も低い.第13回日本胆道外科研究会での全国集計でも,肝門部胆管癌は切除率が15.3%と胆道癌のなかで最も低く成績は不良と報告されている.したがって,集学的治療の必要性が指摘され,その一環を担うものとして化学療法も治療に取り入れられつつある.本稿では肝門部胆管癌切除例に対する補助療法としての化学療法の実際と,非切除例への適応について述べる.

カラーグラフ Practice of Endoscopy 食道内視鏡シリーズ・Ⅵ

食道癌の内視鏡型分類

著者: 遠藤光夫

ページ範囲:P.300 - P.301

はじめに
 現行の食道癌内視鏡型分類は,食道癌取扱い規約1)(食道疾患研究会編)のなかに明記され,実際に慣用されてきている(表1).しかし同じ癌腫を表現するのに,現在の分類では病理と内視鏡,X線でそれぞれ別々の表現法をとっていて,その病型の統一的イメージがわいてこないという意見があって,食道疾患研究会として,同じ病巣に対してはできるだけ同じ表現法を用いるような改正を意図したわけである.

研修医セミナー 一般外科手術記録の書き方

Lesson5 乳房切断術(Radical Mastectomy)

著者: 小越章平

ページ範囲:P.369 - P.372

Ⅰ.記載のポイント
 1.麻酔の方法(普通は全麻)。 2.腫瘍の位置と皮膚切開の方法。 3.神経・血管の確認。 4.筋肉層の処置。 5.リンパ節の確認。 6.止血,皮膚縫合,ドレーン。 7.患者の状態,結びの言葉。

文献抄録

乳頭形成術を施行する際の危険因子

著者: 宮崎洋史 ,   高橋伸

ページ範囲:P.373 - P.373

 1973年に良性疾患による胆道の閉塞に対して内視鏡的乳頭切開術が施行されるようになって,乳頭形成術に対する評価が変化してきた.
 この論文では,1967年から1985年の間に,ウィーンのKaiser-Franz-Josef Hospitalで行われた乳頭形成術1,200例を分析し,死亡率に影響を及ぼす要因を明らかにし,さらに内視鏡的乳頭切開術との比較を試みている.

老医空談・7

迎新言始

著者: 斉藤淏

ページ範囲:P.374 - P.375

昭和最後の1月1日
 除夜の鐘の余韻が消えるのを待って就寝するのが,迎春の例になっている.108の煩悩を消してから安眠しようというのではない.この鐘は私の生涯に余韻を残しているのである.その起こりは古く,中学生の頃,ある古寺で鐘をつかせてもらった時のことです.その2,3日あとになって,信者の1人から2つか3つ多かったと注進があった.早速和尚さんに詫びを入れておいたので,そのことはすっかり済んでしまったと思っていた.ところがその後,お札を数えているOLを見たり,そのほか何事につけ,終りにしようとするときには,きまって余韻が響いてくるのです.打ち止めの余韻が私の耳から離れていないのです.今年は,洋式の"凡鐘"のため余韻のないものがあったせいか,何も思わず,すぐに熟睡しました.

一般外科医のための形成外科手技・3

皮膚腫瘍の形成外科的手術

著者: 鳥居修平

ページ範囲:P.377 - P.383

はじめに
 皮膚腫瘍といっても黒子から悪性腫瘍までさまざまである.したがって,その形成外科的手術の目的は良性腫瘍あるいは小さいものであれば,機能障害を起こさず目立たないように治療することであり,悪性腫瘍であれば切除した欠損を被覆し機能障害を起こさず,できればきれいに直すことであろう.本稿では前者を中心に述べる.後者に必要な植皮,皮弁の詳細は別項で述べられる.

臨床研究

75歳以上の高齢者胃癌手術後の早期心肺合併症とその予防対策としての硬膜外麻酔の効果

著者: 松下昌裕 ,   蜂須賀喜多男 ,   山口晃弘 ,   磯谷正敏 ,   水口一衛 ,   高須明彦

ページ範囲:P.385 - P.389

はじめに
 人口の高齢化に伴い高齢者の開腹手術も増加してきた.これらの高齢者は若年者に比べ手術後の合併症発生率も高く,その治療に難渋することも多い.今回,術後合併症として肺合併症と,われわれがしばしば発表してきた虚血性心合併症1,2)に注目し,75歳以上の高齢者における発生率と,1985年から全身麻酔に加えて使用してきた硬膜外麻酔のこれらの心肺合併症に対する予防効果について検討した.

臨床報告

胃癌手術で発見されたウェステルマン肺吸虫腹腔内異所寄生の1例

著者: 鈴山博司 ,   咲田雅一 ,   間島進 ,   竹村周平 ,   松本喜志夫

ページ範囲:P.391 - P.394

はじめに
 肺吸虫は動物の肺に寄生する吸虫で,25種の吸虫が発見されている.そのうち本邦においてヒトに寄生するのは5種の肺吸虫で,特にParagonimus wester-mani (以下ウェステルマン肺吸虫)とParagonimusmiyazaki(以下宮崎肺吸虫)がよく知られている.このウェステルマン肺吸虫の成虫は,終宿主の肺に虫嚢を形成し棲息しているが,虫卵が経口的に摂取され,幼虫が肺に到達するまでに,途中の臓器や皮下・脳に迷入する異所寄生が知られている.本邦では大谷1)がはじめて異所寄生を報告しているが,中枢神経以外の異所寄生は稀で,特に最近の環境衛生向上により肺吸虫の発生が減少しており,1976年以降の本邦におけるウェステルマン肺吸虫の中枢神経以外の異所寄生の報告は数例にすぎない2).今回,肺には全く異常を認めず,胃癌手術で偶然発見されたウェステルマン肺吸虫の腹腔内異所寄生例を経験したので報告する.

鈍的外傷による遅発性胸部大動脈破裂の1例

著者: 鮫島隆志 ,   下高原哲朗 ,   高尾尊身 ,   島津久明 ,   内山一雄 ,   林透

ページ範囲:P.395 - P.398

はじめに
 鈍的外傷による胸部大動脈破裂は,欧米において近年多数の報告をみるが,本邦ではいまだ少なく臨床報告例が散見されるにすぎない.これは本外傷では即死することがほとんどで,入院治療や病理解剖が行われることが少なく,また,特徴的な症状に乏しいなどの理由によるものと思われる.今回われわれは,鈍的外傷受傷後6日目に胸部大動脈破裂をきたした1症例を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する.

姉弟に発症したCrohn病の2例

著者: 林載鳳 ,   中村真己 ,   松村壕晁 ,   林雄三 ,   渋谷哲男 ,   竹田裕之

ページ範囲:P.399 - P.403

はじめに
 Crohn病は難治性の炎症性腸疾患であり,最近増加傾向にあるが,その原因は未だ不明である.欧米では多数の家族内発生例が報告されており,遺伝因子との関連も示唆されている.本邦においても最近,家族内発生例の報告が散見されるようになってきた.著者らは,ともに穿孔性腹膜炎にて発症した姉弟Crohn病を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.

上行結腸壊死を伴った横行結腸軸捻転症の1例

著者: 牧本伸一郎 ,   仲本剛 ,   山田泰三 ,   与座聡 ,   賀集信 ,   上江洲朝弘

ページ範囲:P.405 - P.408

はじめに
 横行結腸軸捻転症はきわめて稀な疾患であり,全結腸軸捻転症の約4%程度とされている1).本邦報告例2〜7)は1970〜87年までの18年間で,われわれが調べ得た範囲では,自験例を含めて7例である.最近われわれは,絞扼性レイウスの診断のもとに開腹術を行い,上行結腸壊死を伴った横行結腸軸捻転症の1例を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する.

左房粘液腫の4治験例

著者: 郷良秀典 ,   森文樹 ,   宮本正輝 ,   江里健輔

ページ範囲:P.409 - P.412

はじめに
 左房粘液腫は比較的稀な疾患であるが,原発性心臓腫瘍の中では最も多く,また,放置すれば僧帽弁口の閉塞や拡大,塞栓症により進行性心不全や突然死等を合併することがある.近年,超音波断層法等の診断技術の進歩に伴い手術例も増加傾向にある.その手術成績は一般に良好で,診断がつき次第できるだけ早く手術を行うことが重要である.
 われわれは,左房粘液腫による僧帽弁狭窄あるいは僧帽弁閉鎖不全のため左心不全をきたした3例および無症状例1例の計4例を経験したので,若干の考察を加えて報告する.

腹部放線菌症の1例

著者: 菅和男 ,   藤尾俊之 ,   大坪光次 ,   宮崎国久

ページ範囲:P.413 - P.416

はじめに
 放線菌症は,Actinomyces israeliにより惹起される慢性化膿性肉芽腫性炎症で,近年抗生剤の普及に伴い減少し,今日では比較的稀な疾患となっている.
 最近われわれは,横行結腸に発生した腹部放線菌症の1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.

気管支嚢胞の治療経験

著者: 岩本勲 ,   中村都英 ,   荒木賢二 ,   矢野裕士 ,   枝川正雄 ,   巴寛 ,   城間勉 ,   竹智義臣 ,   島山俊夫 ,   丸山英晴 ,   柴田紘一郎 ,   古賀保範

ページ範囲:P.417 - P.420

はじめに
 気管支嚢胞は,通常,幼少時に発見されるが,成人になって見つかることは少なく,なかでも高齢者は稀で1),外科的切除の報告は最近10年で4件にすぎない1〜4).著者らは,比較的高齢者で気管支と交通のない気管支嚢胞と,交通のある気管支嚢胞の切除例を各1例ずつ経験した.とくに前者は,嚢胞により左下葉気管支の圧迫狭窄を起こし左下葉が著明に萎縮していたが,高齢になるまで診断がつかなかった症例である.これら2症例について文献的考察を加え報告する.

脾原発血管肉腫の1症例

著者: 政所節夫 ,   有馬純孝 ,   二見喜太郎 ,   重田正義 ,   吉村茂昭 ,   山崎壮一

ページ範囲:P.421 - P.424

はじめに
 脾に原発する血管肉腫はきわめて稀である,しかも,自覚症状が乏しいにもかかわらず,急速な増殖を示すため,脾破裂を起こすこともしばしばあり,予後不良とされている.われわれは上腹部痛を契機に術前診断しえた脾原発血管肉腫の1手術例を経験したので報告する.

表紙の心・15

—外科と内科と基礎の掛け橋—グザヴィエ・ビシャーの像

著者: 大村敏郎

ページ範囲:P.403 - P.403

 前回紹介したデソー(Pierre Joseph Desault,1738〜1795)の業績や思想を書き伝えたのは弟子のマリー・フランソア・グザヴィエ・ビシャー(Marie-François Xavier Bichat,1771〜1802)である.31年の短い生涯の間に医学の世界で大きなカスガイの役を果した人物である.それは臨床医学と基礎医学を結びつけ,内科と外科を近よせたことである.
 フランス東北部のトアレットで生れたビシャーは20歳でリヨンに出てマルク・アントアヌ・プティ(Marc Antoine Petit,1761〜1811)に2年間学び,ついでパリに出てデソーに3年間師事した.いずれも当時の代表的な外科医である.デソーとの師弟関係には「デソーの包帯法」にまつわるエピソードがある.

基本情報

臨床外科

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1278

印刷版ISSN 0386-9857

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