文献詳細
特集 肝門部胆管癌の治療
肝切除を伴う肝門部胆管癌手術
著者: 都築俊治1 上田政和1 高橋伸1 杉岡篤1 中安邦夫1 飯田修平2
所属機関: 1慶応義塾大学医学部外科 2練馬総合病院外科
ページ範囲:P.323 - P.329
文献概要
われわれは1973年から肝切除を合併して広く胆管を切除する方針を採用し,49例のうち25例を切除した.1例が術後42日目に死亡したが,24例は退院し,現在4例が5年以上生存している.5年生存率を向上させることが今後の課題であるが,このためには治癒切除例を増加させることが必須条件である.
これまでの成績を述べるとともに治療上の問題点について考察した.
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