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文献詳細

雑誌文献

臨床外科44巻3号

1989年03月発行

特集 肝門部胆管癌の治療

肝切除を伴う肝門部胆管癌手術

著者: 都築俊治1 上田政和1 高橋伸1 杉岡篤1 中安邦夫1 飯田修平2

所属機関: 1慶応義塾大学医学部外科 2練馬総合病院外科

ページ範囲:P.323 - P.329

文献概要

 肝門部胆管癌に対して種々の術式が提唱されているが,どれが最適の術式であるかについてはまだ不明である.この解明には各術式について手術適応,術後合併症発生率および死亡率,5年生存率が明らかにされることが必要である.
 われわれは1973年から肝切除を合併して広く胆管を切除する方針を採用し,49例のうち25例を切除した.1例が術後42日目に死亡したが,24例は退院し,現在4例が5年以上生存している.5年生存率を向上させることが今後の課題であるが,このためには治癒切除例を増加させることが必須条件である.
 これまでの成績を述べるとともに治療上の問題点について考察した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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