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特集 肝門部胆管癌の治療
肝門部胆管癌の放射線療法
著者: 轟健1 岩崎洋治1
所属機関: 1筑波大学臨床医学系外科
ページ範囲:P.347 - P.358
文献購入ページに移動 胆管癌の放射線治療に関する報告のうちから,肝門部胆管癌(左右肝管合流部に原発あるいは波及した肝管癌)のみについて外部照射(74例),腔内照射(96例),術中照射(37例)に分けてまとめ,線量や成績および各照射法の生物学的背景も含めて考察し,最近の進歩を紹介した.術中照射では自験例20例のうち特に切除との併用を中心に基礎研究も含めて報告した.
外部照射単独の耐容線量は50〜60Gyであるが,この線量では効果が不十分であり,腔内照射(lr 192)との併用(腔内で約60Gy,外部で30〜40Gy追加が最も多い)で成績が向上している.しかし,切除可能例が見落される可能性もある.術中照射は切除との併用で成績の向上がみられ,術中15〜20Gyに術後30〜50Gyを追加する症例が多い.
外部照射単独の耐容線量は50〜60Gyであるが,この線量では効果が不十分であり,腔内照射(lr 192)との併用(腔内で約60Gy,外部で30〜40Gy追加が最も多い)で成績が向上している.しかし,切除可能例が見落される可能性もある.術中照射は切除との併用で成績の向上がみられ,術中15〜20Gyに術後30〜50Gyを追加する症例が多い.
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