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文献詳細

雑誌文献

臨床外科44巻4号

1989年04月発行

文献概要

特集 消化器良性疾患の手術適応—最近の考え方

Crohn病

著者: 亀山仁一1 星川匡1 三條敏邦1 田中丈二1 矢作祐一1 石田一1 森野一真1 塚本長1

所属機関: 1山形大学医学部第1外科

ページ範囲:P.501 - P.507

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 Crohn病は良性疾患であることから,本来は内科的保存的療法で治療するのが望ましい.しかし,内科的療法を行ったとしても,結局は外科的に手術を行わなければならなくなる症例が多い.その手術適応としては小腸型では狭窄,大腸型では難治例が多く,主病変の部位により,若干手術適応は異なっている.狭窄や難治以外には,瘻孔,膿瘍,toxic megacolon,成長障害,穿孔,癌化あるいは癌の合併,肛門部病変などが手術適応としてあげられている.
 今回はこの他に,特殊な部位に発生した場合や,小児,高齢者のCrohn病などについても内外の若干の報告を紹介し,私見を述べた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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