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文献詳細

雑誌文献

臨床外科44巻4号

1989年04月発行

文献概要

特集 消化器良性疾患の手術適応—最近の考え方

肝良性腫瘍

著者: 内野純一1 中島保明1 宇根良衛1 佐藤直樹1 柿田章1 佐々木文章1

所属機関: 1北海道大学医学部第1外科

ページ範囲:P.515 - P.523

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 最近の画像診断の進歩,普及に伴い,肝の良性腫瘍は以前より高頻度で発見されるようになってきた.このため,これらの疾患に対する手術適応も変化してきている.
 過去10年間に当科で経験した肝良性腫瘍は101例で,内訳は肝海綿状血管腫54例,肝嚢胞41例,FNH3例,LCA,胆管嚢胞腺腫,骨髄脂肪腫各1例であった.このうち,手術は59例(58.4%)に対し行った.
 これらの自験例に検討を加え,肝良性腫瘍の手術適応に対する最近の考え方について考察した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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