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文献詳細

雑誌文献

臨床外科44巻5号

1989年05月発行

文献概要

特集 外科臨床における病態別栄養

熱傷の栄養管理

著者: 長谷部正晴1 鈴木宏昌1 森栄五1 小林国男1

所属機関: 1帝京大学救命救急センター

ページ範囲:P.625 - P.631

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 重症熱傷では著しい代謝の亢進と体蛋白異化がみられる反面,代謝基質に対する利用能は大きく障害されている.著者らは,代謝・栄養管理上最も重要なことは①利用能を大幅に上回る過量投与を避けること,②このような状況においても効率よく代謝される基質を投与すること,の2点と考え検討を重ねてきた.その結果,①種々の制約はあるものの,間接熱量測定法によりおおよその利用能を推測することが可能であること,②十分量の分岐鎖アミノ酸と脂肪が効率よく代謝される可能性があること,が確認された.この2点を中心に,臨床上の諸問題とその対策について述べた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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