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文献詳細

雑誌文献

臨床外科44巻5号

1989年05月発行

特集 外科臨床における病態別栄養

炎症性腸疾患の栄養管理

著者: 馬場正三1 青木克憲1 水谷謙二1

所属機関: 1浜松医科大学第2外科

ページ範囲:P.653 - P.659

文献概要

 栄養療法は経静脈栄養と経腸栄養があるが,炎症性腸疾患の場合,長期にわたる栄養管理が必要な症例があり,本稿では主にCrohn病の栄養管理,特に経腸栄養についてその有用性と問題点を述べた.炎症性腸疾患の低栄養状態を来す要因を潰瘍性大腸炎,Crohn病について病態より考察し,栄養療法の位置づけを述べた.各種栄養剤の特徴を分析し実施の際の留意点をあげ,必須脂肪酸欠乏症や微量元素欠乏の予防法について記述した.自験例を中心に瘻孔,成長障害,狭窄,穿孔,短腸症候群,硬化性胆管炎などの合併症に対する成分栄養療法について述べた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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