文献詳細
臨床報告
子宮広間膜裂孔ヘルニア(Pouch type)による絞扼性イレウスの1例
著者: 鈴山博司1 咲田雅一1 間島進1 松本喜志夫2 竹村周平3
所属機関: 1明治鍼灸大学附属病院外科 2松本脳神経外科内科 3京都府立医科大学第1内科
ページ範囲:P.721 - P.724
文献概要
内ヘルニアは比較的稀な疾患で,その中でも子宮広間膜裂孔ヘルニアは少なく,本邦においては,1970年に柳沢1)が初めて報告して以来,現在までに10例が報告されているにすぎない,われわれは,胆石の手術既往があり,術前癒着イレウスと診断された子宮広間膜裂孔ヘルニアによる絞扼性イレウスの1例を経験したので報告する.
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