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文献詳細

雑誌文献

臨床外科44巻7号

1989年07月発行

文献概要

特集 食道癌の手術

胸部食道癌根治手術—胃による食道再建

著者: 田中乙雄1 武藤輝一1 佐々木公一1

所属機関: 1新潟大学医学部第1外科

ページ範囲:P.905 - P.908

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 胸部食道癌根治手術における胃による食道再建は手術手技が比較的容易であることよりもっとも標準的に行われている術式である.胃による食道再建で注意すべきことは,リンパ節転移頻度の高い噴門リンパ節,小彎リンパ節の郭清を徹底させることと,頸部までの十分な長さと良好な血流を保持した胃管を作成することである.われわれの術式の特徴点としては,①胃管による食道再建を行った後,右開胸により癌腫の摘除を行う,②胃管形成に際して教室で開発した胃管形成鉗子を用いていることである.本稿では胃管による食道再建の実際について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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