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文献詳細

雑誌文献

臨床外科44巻7号

1989年07月発行

表紙の心・19

—南フランスの医学の都—モンペリエのシンボル

著者: 大村敏郎12

所属機関: 1川崎市立井田病院外科 2慶応義塾大学医史学

ページ範囲:P.914 - P.914

文献概要

 聖ルイ王(Saint Louis,1212〜1270)や外科医の元祖ジャン・ピタール(Jean Pitard, 1228〜1315)が活躍したのは13世紀である.この同じ世紀に生れたものとしては医学部がある.フランスで最古のものはモンペリエ大学であった.
 モンペリエは古くから香辛料の商人たちが集散した町であった.中近東との交流があり,薬草の効力を知り,医学を研究する気運の高い町であったから,医学部が生れるのに応わしい土壌であった.1220年医学大学として発足し,これまであったいくつかの医学校の教育制度を統一し,試験を定めて全世界に通用する医師の資格を制定した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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